空白の街

茶の間のとりとめのない感想をつらつらと。

『舞台 ジョーカー・ゲーム』LV(05/07)感想

ジョーカーゲームはドラマCDと映画以外は一通り触れている普通の原作ファンです。
映画化された折にジョカゲを勧めてきてまんまと私をジョカゲにハメた友人とライビュに参加してきました。

生で観とくべきだったと非常に後悔しています。
ライビュ行かなかったらもっと後悔してたけど。



舞台のライビュ自体が初だったのでどんな感じかな~~とそわそわしつつ映画館へ。一番後ろの真ん中で見やすかった。
以下ネタバレしつつ感想です。



▼一幕

開幕からもう熱すぎてニヤニヤが止まらない気持ち悪いオタクで申し訳なかった……

若中佐のシーンから始まるのずるすぎでしょ……

そしてアニメEDに乗せ入れ替り立ち替わり登場するD機関の面々、最高にかっこいい。
甘利がエマちゃんをなでる仕草してたのが最高すぎる。

このオープニングでD機関員を上手いこと紹介しつつ時代背景も説明してくれる。

この一幕、アニメの『ジョーカーゲーム』『XX』の二編を軸に展開していくのがまた憎い。
しかもこれが原作やD魔やアニメの美味しいとこ取りというか上手いことミックスされてて良かった。
この二編のメインが佐久間と小田切なんですけど、この二人には陸軍に所属している(いた)という共通点があるんですよね。
その設定を最大限に活かした展開がすごく良かった……

裏でXXが描かれることで小田切の佐久間に対する発言や行動に説得力が増してて良かったなぁと思います……。
もう阿部くんのあの目がイイ……小田切の決意を感じさせる目が印象的でした。


そしてポーカーもといジョーカーゲームのシーンも音とリズムで飽きさせない演出になってて楽しかったしかっこよかった。このシーンは、テーブルをぐるぐる回っている間にゲームに参加してない機関員が合図を出しているので本当に目が足りなかった。

なによりも、一幕のちょっとしたやりとりでキャラの一面がしっかり表現されてて、よりキャラが分かりやすくなってたのがとても良かったなぁと思います。


▼二幕

二幕は『柩』がベースのオリジナルストーリーに
なってたけど綺麗にまとまってて面白かった。
機関員が欧州各国に潜入しているので場面転換がスピーディーでアンサンブルの活躍が光ってました。

一部はあの任務を終えた後の話なんだなとか、このあとあの任務に行くんだなと思わせる台詞があって、知ってる人はちょっとニヤッとする台詞も散りばめられててそこも良い。

イタリア尋問官の「全部ジョーカーだと……?!」からの田崎の反撃がまたかっこいいのなんのって……。
ていうか全体的に殺陣がかっこいいんだよなぁ……

甘利が暗号解くシーンの演出もめちゃめちゃかっこよかった~~あそこ好きです

それぞれに見せ場があってかっこいいんだけど、まだ自分の中でこんがらがってるとこあるから早くもう一回見たくて仕方ないんですよね!!円盤楽しみです!!



▼その他雑感など

全体通してタバコの火やライター、懐中電灯を使った演出が印象的でかっこよかったです。
あとアニメOP・EDの使い方が最高。ここだ!ってとこで流れるのが堪らなかった。
最後に舞台中央の英字に「JOKER GAME」の文字が浮かぶのがかっこよくてなんか泣いてしまった。

勝吾くんがどえらいかっこいい役者に成長しててびっくりしました。なんなら真剣ぶりに彼の芝居を見たもので……
ライビュの良いところは表情がよく見えることだと思うんですけど、カテコで捌けるときの勝吾くんの充実感に満ちたようなやりきったような顔が忘れられないです。
あの表情見たら胸が一杯になりました。

ていうかほんと良いもの持った役者がこんなにいるんだから、これだから観劇はやめられないよな!って気持ちで久しぶりに心底舞台が楽しいと思えました。

あと一緒に行った友人が舞台見るの初めてでしかも好きな作品の舞台化でとんな反応が来るか不安だったんですけど「良かった」って言ってもらえて本当に嬉しかった~~~!今度は是非生で見てほしいなと思いました。

ちなみに私はライビュ翌日に買うのをずっと先伸ばしにしてた原作小説とDの魔王を購入しました。



とっ散らかった感想だな!御粗末様でした