空白の街

茶の間のとりとめのない感想をつらつらと。

『2.5次元ダンスライブ「ツキステ。」ver.WHITE』(4/29)感想

先日のツキステ会の模様も記憶に新しいツキステですが、感想を書こうと何回も書き直してたら観劇からも千秋楽からも1ヶ月経ってました。
自分のツイートとメモとおぼろげな記憶を頼りに感想のようなものを書いていこうと思います。(ネタバレ含みます)



ツキステ、観に行って良かったなぁと思いました。原作監修入ってるだけあって、どのキャラもファンがずっとイメージしていたものに寄り添うような芝居だったんじゃないかと思います。脚本も原作の方で安心のクオリティ。でもそれ以上にとにかくキャストみなさんがドラマCDを聴き込んでキャラをよく研究してくれたんだなって思いました。
友常の隼さんは、ツキラジを除けば概ね私がイメージしてたプロセラリーダーの霜月隼だったし、友常の演技力には終始感服しきりだったし、この人の芝居もっと見たいと思いました。あと谷くんの芝居もいろいろ見たくなりました。
個人的には隼さんの練習着が蛍光色で、三角座りしてた時に顔面に反射して黄緑になってたのがいまだにツボです。なんであの色にしたんだろう…目の色…?

キャスティングの妙というか、過去に共演経験のある友常と土井ちゃんが年長組というのは個人的にものすごい安心感があった。さらに年中組の鷲尾くん谷くんは同い年で共演経験も豊富。年少組は今回が初対面。一から関係を作り上げていくさまはどこか涙と郁を彷彿とさせる。どのコンビをとっても原作の空気感に合った配役だったなと思う。


・ツキラジ特別編 in 星陵会館
パーソナリティーはお馴染み涙&郁の年少コンビ。ゲストに始さんを迎えて楽屋からお届け、という設定。
途中、隼が乱入してくるサプライズ。
「始」というところを「海」と言い間違えて「もちろん海も好きだけど」カバーしてたところが印象に残ってて、このアドリブが流れるように出てきたもんだからうっわーこの人分かってるわって思った。すごい。ここ本当にカバーの仕方うまいと思った


ライブパート①
・ONE CHANCE?
振付はダンサーズ版から若干の変更が加えられてはいたけど、元の振りを生かしつつという感じでした。ワンチャン?の振りってビシッと決めないとかっこ悪く見えるから不安だったけどすごいよかった。コンビごとの絡みも増えてより楽しめる振付になっていました。私はダンサーズ版の時から郁の『舐めて欲しいんだ なんてね』の振付が好きなんですけど、ここもそのまま残っててよかった〜

・DA☆KAI
ABメロの掛け合いのような振付と、Genauのとこの振付が楽しい1曲。ゲナウのところは振りマネしたい。ドラマCDや雑誌にあった通りのナンバーに仕上がっていました。

・Sing Together Forever
これ全然見えなくてほとんど2人の顔しか見えてなかったんですけど、『甘えていいの? 当たり前だろ』のところが2人らしいくすぐったい感じになっていて良かった。

・君に花を、君に星を
海さんが笑顔で踊るのに対して、隼さんは真顔という対照的な表情で踊るのがすごい良かった。あと2人の視線が終始交わらないのも最高。


芝居パート
これドラマCDでも欲しい!って思うくらい雰囲気がウタ。ドラマだった。
踊れない焦りでいっぱいいっぱいな涙とそれに気づけない郁。涙の気持ちが分かるから余計心配な夜。見守る年長組と葉月。
チルフラの振りができなくて何回も2人でやるんだけど、いっくんのテンポがどんどん早くなる流れは笑っていいのかどう反応するのが正しいのかちょっと戸惑ってしまった。
すれ違う郁と涙のシーンの芝居というか動きがちょっと大げさすぎないか?とも思ったけど今思えばあれくらいで良かったのかもとも思う。円盤で確認したい。
途中、隼さんからのフリで森○一と志○けんの物まねを俺ら世代じゃねーし!って言いながらやる海陽郁が面白かったです。そしてなぜか涙もやって、その練習はいいからってツッコまれてた。かわいい
レッスン後の年中組の雰囲気がドラマCDの感じそのもので
「理想のダンスが頭にもあって目の前にもあって」
と苦笑しながら語る夜くんに泣きそうになった。
「郁も踊れる側の人間か?」
「またそうやって線引いて」
って言う葉月がもう最高としか言いようがない。*1
夜くんにとって葉月はやっぱり理想なんだなって思ったし、そんな夜くんが葉月の隣で笑顔で踊ってる姿は胸が熱くなる。
年長組のシーンでは、「まだその時ではないよ」って言う隼さんの顔がリーダーすぎて最高だった。あと涙くんのことをメンバー内でおそらく一番に理解してて信じて待てる海さんはやっぱり兄貴であり保護者だなと思いました。
ここの友常と土井ちゃんの芝居が安定感あってよかったです。すごく年長組の雰囲気が出てた。

翌日はレッスンをお休みして、夜涙郁はうさぎカフェへ。ここで客席後方から3人が特大ウサを抱えて登場したんですけど、お客さんが付けてたウサ。をネタにして夜くんが「隼ウサ」って言ってしまったところがあって、「隼さんウサ」って言い直してました。かわいい。
隼海陽はカラオケへ。金ピカジャケットに鼻眼鏡という出で立ちでアイシクルを歌いながら隼さんが客席に。この曲で合いの手入れてくるのすごい(この前カラオケ行った時これ思い出して腹筋が死んだ)。海がマラカス、陽がタンバリン担当でした。
隼さん、ゲナウを入れろと言われたのに流れたのはゲナウではなく氷輪紫鬼。陽がちょっとだけ踊ってくれました。あと、
「陽はたま〜に僕に対して語尾が強いよね」
「ツッコミだ」
「ツッコミって何?」
から始まった海と陽の漫才。
「はいどーもー」
「葉月陽です」「春さんだよ」「なんでやねん」「これだよ」
「文月海です」「卯月新です」「なんでやねん」「これだよ」
「僕は働きたくな〜い」「お前だよ!」
の流れ最高。何回でも見たい


ライブパート②
ワンチャン?のアウトロからソロメドレーへ

・Rainy moment(バックダンサー:海隼)
涙が傘を持って登場。畳んだ傘をクルクル回して上手く回せたら隼さんが涙の頭をポンポンしてました。かわいい。これ絶対傘使ってほしいと思ってたからすごい嬉しかった。

・さよなら夢花火(涙陽)
海さんが羽織を着てるの見てデジャヴを感じた。

・Genau!(海夜)
これやっぱりゲナウのとこ手振り覚えたら絶対楽しいなって思う。というか欲を言えば一緒に振りやってほしいとこレクチャーして欲しかったけどまぁ無理なのは分かってます(見て覚えられない人間)

・コガネイロ(陽郁)
コガネイロの客席を見て微笑む夜くん最高。「引き出しの縁で行方くらませた」のとこの振りが好きです

・RUN BOY RUN(夜隼)
サビずっと走ってる振付を隼さんが踊ってるのシュールでした。個人的にこの秋組の並び大好きなので私得だった。

・アイシクル(郁涙)
リーダーソロ曲でバックが年少なの最高としか言いようがなくないですか?!涙ソロで年長組バックなのも最高だった


・セレスタイト
君花星かこっちか忘れたけど踊ってる時にふっと微笑む隼さん最高。そう、隼さんはそういうタイミングで笑うよね分かるって感じ(語彙力)

・淡い花
淡い花の時に片手ずつ伸ばして中央で2人の手で花を作って表現する振りがすごい良かったアレ好きです。あの台詞を聞いた上でここで夜くんが笑顔で踊ってるの本当に何とも言えなくて……アウトロの「lalala…」も振りマネしたい。

・Childish flower
あのエピがあったからより引き立つこの曲。練習でできなかったところが上手くいって嬉しそうに笑い合う2人と拍手する客席。ガンガンにノッてる私。それぞれの担当色より白振りたいなと思いました。多分ジャケ絵の花の印象強いからかな

・ONE CHANCE?
最後にもう一回ユニソン!客席降りしてくれました。夜くんが2階まで行って戻ってくるのギリギリになってました。

そしてアンコールするとカーテンコールが始まり(ここまでが本編)、Wアンコールが本当の舞台のアンコールという感じでした。
この後日替わりコーナーだったんですけど、詳細は割愛します。陽の持ち込み企画でお絵描き対決でした。簡単に箇条書きで。
・今日の土井ちゃん「わっしーは辛いものが苦手」
・抽選プレゼントはマイク
・年中が年中すぎた
・長月夜(谷くん)の関西弁
・終始イチャイチャしている年少
・原作ファン笹翼くん圧倒的有利
・罰ゲームの意図を理解していない土井ちゃん

終始わちゃわちゃしてて目が足りなかった。円盤に日替わり全部収録してくれないかなと淡い期待を抱いてる。

細かいとこを突けば言いたいことはいろいろあるんですけど、原作プロセラファンとしては概ね満足な舞台でした。



以下、個人的に推し(夜くん)に対して思ったことなので読まなくても大丈夫です。




これ観たあとしばらくアイドル長月夜の衝撃を引きずりました。上でも何回も言ってるけど。
そもそも私自身が彼をアイドルだと心底思ってなかったということに気付かされてしまった。ステージであんな顔して歌って踊ってるから本当にびっくりしたし嬉しかった。ちゃんとアイドルしてる…って。
夜くんわりと俳優面をクローズアップされてたから、私自身がどんどんアイドルの姿をイメージできなくなっていたんですよね。だからダンサーズ見てもイメージがぼんやりしてて。でも今回のツキステでようやくアイドルとしての輪郭がはっきりした気がします。
「アイドルなのにどうしてできないんだろう」って悩んでいた子が、あんなにも笑顔で歌って踊っていたのがなにより衝撃でした。
さらに「理想が頭にも目の前にもあって」というセリフでも衝撃を受けてしまった。マイスタでも言ってたけど夜くんの理想のアイドルは陽なんですよね。それをより思い知らされました。
陽みたいに踊れないって何度も思ってきただろうし、涙くんの気持ち痛いほど分かるだろうなと。(書いてる途中で、ぼくらのなつやすみ読み返して打ちのめされました)
本当にこのセリフにはいろんな気持ちが集約されている気がして苦しかったです。(谷くんはそれをよく表現してくれてたなーと思うんですけど若干フィルターかかってるかもしれない。)
でもライブでは笑顔で楽しそうに堂々と踊っていて、安心したし嬉しかった。改めてアイドル長月夜が好きになりました。



同日のソワレで入ったグラビ公演についてはまた別で書きます。

*1:下書きにこう残ってたけど何がどう最高だったのか過去の自分に問いたい。でもなんか最高だったんだろうね